はじめに|10年、バッテリーを交換していません
わたしの電動自転車は、買ってから10年以上たちますが、バッテリー(電池パック)を一度も交換していません。今も同じものを使い続けています。
これ、けっこう珍しいことのようなんです。
電動自転車のバッテリーは、一般的に2〜4年ほどで寿命がくると言われています。使っているうちに少しずつ弱っていき、フル充電しても走れる距離が短くなっていく――それが普通なのだそうです。
そう聞くと、私の「10年交換なし」は、かなり長い部類に入ります。確かに最初の頃と比べると短くはなっていますが、日常遣いに支障が出ない程度です。
でも、私は特別なケアなんて何もしていません。バッテリーにやさしい高度なテクニックを知っていたわけでもありません。
ただ、10年たった今あらためて自分の使い方を振り返ってみると、「あ、これが良かったのかも」と思い当たる、ちょっとした習慣がいくつかありました。
どれも簡単で、誰でもすぐにマネできることばかりです。これから電動自転車を長く使いたい方の、参考になればうれしいです。
私が自然にやっていた4つの習慣
正直に言うと、私は「バッテリーを長持ちさせよう」と意識してきたわけではありません。でも10年たった今、自分の使い方を振り返ってみると、結果的に良かったらしい習慣がいくつかありました。特別なことは何もしていないので、誰でもマネできると思います。
習慣1|減ってから充電していた
私は、充電が減ってきたら充電する、というスタイルでした。毎回ちょっと乗るたびに継ぎ足し充電、ということはしていません。
これが良かったようです。少しずつ何度も充電するより、ある程度使ってから充電したほうが、バッテリーの寿命は延びやすいと言われています。意識していなかったのですが、たまたま体にやさしい使い方をしていたみたいです。
習慣2|屋根のある場所に置いていた
うちでは、電動自転車を屋根のある場所に停めていました。完全な室内ではありませんが、直射日光や雨に直接さらされない場所です。
じつはこれも大事なポイントでした。強い日差しは車体を、雨は金属部分を傷める原因になります。屋根があるだけで、自転車本体もバッテリーも守られていたようです。室内に置けない場合は、自転車用のカバーをかけるのも良いそうです。
習慣3|空気が減ったら空気入れをしていた
タイヤの空気が減ってきたなと感じたら、こまめに空気を入れていました。これは自転車として当たり前のつもりでやっていたことですが、実はバッテリーにも効いていたんです。
タイヤの空気が少ないと、走るのに余計な力が必要になり、その分アシスト(電気)も多く使ってしまいます。適正な空気圧を保つと、バッテリーの消費をおさえられるというわけです。
習慣4|純正の充電器を使っていた
充電器は、自転車を買ったときについてきた純正のものを、ずっと使い続けています。
地味なことですが、純正の充電器はそのバッテリー専用に作られているので、余計な負担がかかりにくく安心です。「安いから」と別のものに変えたりせず、そのまま使い続けたのも良かったのかなと思います。
やってしまいがちな”NG”な使い方
ここまでは「良かった習慣」の話でしたが、逆にバッテリーの寿命を縮めてしまう使い方もあります。知らずにやりがちなものばかりなので、あわせて気をつけてみてください。
・充電が空っぽのまま放置する
使い切ってゼロになったバッテリーを、そのまま長く置いておくのはよくありません。リチウムイオン電池は、残量が空のまま放置されると劣化が早まってしまうと言われています。
しばらく乗らないときは、残量を半分くらい(40〜60%)残した状態で保管し、ときどき充電してあげると安心です。
・炎天下や雨ざらしで置きっぱなしにする
強い直射日光や、雨に濡れる場所に置き続けるのも、車体やバッテリーを傷める原因になります。暑さも寒さも、バッテリーは苦手です。
できれば屋根のある場所へ。むずかしい場合は、自転車用のカバーをかけるだけでもだいぶ違います。
・純正以外の充電器を使う
「似ているから」「安いから」と、純正以外の充電器を使うのは避けたほうが無難です。そのバッテリーに合わない充電器は、負担をかけたり、思わぬトラブルの原因になったりすることがあります。充電器は、買ったときの純正のものを使いましょう。
・異変を感じても使い続ける
もし、バッテリーがふくらんでいる、あるいは充電してもすぐ切れるなど、明らかにおかしいと感じたら、無理に使い続けないでください。そのままにせず、購入したお店やメーカーに相談するのが安心です。安全に関わる部分なので、ここだけは早めの対応をおすすめします。
まとめ|難しいことはしなくていい
10年間、バッテリーを一度も交換せずに使えている私の電動自転車。振り返ってみると、その理由は特別なテクニックではなく、ほんの小さな習慣の積み重ねでした。
あらためて4つをまとめると――
• 減ってから充電する
• 屋根のある場所に置く
• 空気が減ったら空気を入れる
• 純正の充電器を使う
どれも、身がまえてやるようなことではありません。むしろ「言われてみれば、当たり前かも」と思うくらいのことばかりです。
電動自転車のバッテリーは高価なので、「早く弱ったらどうしよう」と不安になりますよね。私もそうでした。でも、こうしたちょっとした使い方を続けるだけで、思っていたよりずっと長く付き合えます。
難しく考えず、今日からできることを少しだけ。それだけで、あなたの電動自転車も、きっと長く元気に走ってくれるはずです。



コメント